「ONE PIECE」尾田氏 “次郎長三国志”描く

週刊少年ジャンプ」に連載中で、TVアニメ、映画でも人気の「ONE PIECE」で知られる漫画家の尾田栄一郎氏(36)が、1950年代に大ヒットした映画シリーズ「次郎長三国志」(マキノ雅弘監督)のDVDボックスのデザインを手掛けていることが18日、分かった。「ONE―」の連載開始後、尾田氏が同作以外のキャラクターを描くのは初めて。スポーツ報知では発売に先駆けて、9人の登場人物のイラストを独占入手した。

 数ある“次郎長もの”映画の中でも最高傑作と言われ、08年にはマキノ監督のおいにあたる俳優の津川雅彦(71)が「監督・マキノ雅彦」としてリメークした「次郎長三国志」が、尾田氏によって、現代によみがえる。

 今回の企画が動き始めたのは09年。「DREAMS COME TRUE」のライブ会場で、尾田氏がスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(63)と偶然出会ったのがきっかけだった。同年12月に尾田氏が鈴木プロデューサーのラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」にゲスト出演。2人とも「次郎長―」の大ファンだったことから番組内で会話が弾み、同シリーズの配給元である東宝に、DVD化を猛プッシュしたという。

 そのかいあって、今年に入ってDVDボックスの発売が決定した。その際、尾田氏が「自分も何か作品にかかわりたい」とイラストを描くことに“立候補”。さらに全体のデザインも手掛けた。ボックスは全9作を3つに分け、10月28日から3か月連続で発売されるが、それぞれ主要キャラクターが3人ずつ描かれている。97年に「ONE―」の連載をスタートさせた尾田氏。これまでにも「ドラゴンボール」で知られる鳥山明氏と合作「CROSS EPOCH」などを発表したことはあるが、同作に登場するのは「ONE―」のキャラクター。全く関係のない仕事をするのは、連載開始以降初めてとなる。

 尾田氏は「放っておけば年配の方々の思い出に消えてしまったかも知れない名作を、自分が絵を描くことで、一人でも多くの若者が興味を持ってくれたらいいなという思いで描きました。その反面、一漫画家などが名作映画のジャケットを描いて、映画関係者、往年のファンはどう思うのかという心配があります」とコメント。超多忙の中での作業となったが、大好きな作品に携われるとあって、大喜びだったという。
[PR]

by enni2011 | 2011-09-19 09:39 | エンタメ総合