韓国の男性6人組、BEASTが16日、東京・羽田空港でトラブルにあい、都内で行われた米映画「シャンハイ」(ミカエル・ハフストローム監督、20日公開)の特別試写会の舞台あいさつを欠席した。入国許可が下りず、結局とんぼ返り。この日は、韓国の男性4人組、
F.CUZ(フォーカズ)も同じく入国審査でつまずき、都内で予定していたイベントを延期。K-POP勢が相次いでトラブルに見舞われた。
昨年7月の初来日以来、幾度となく来日しているBEASTが、羽田空港でまさかの足止めをくらった。
所属レコード会社の「ユニバーサル ミュージック」によると、この日6人は午後6時15分に東京・丸の内ピカデリー1で始まる「シャンハイ」の試写会に参加するため、午前11時ごろに韓国から羽田空港に到着。だが、入国手続きに不具合があり、入国許可が下りなかったという。
到着から5時間半後の午後4時半ごろ、スタッフが映画会社に欠席を連絡。もともと日帰りの予定だったため、そのまま韓国へ帰国した。
BEASTは日本公開用のイメージソング「FICTION オーケストラバージョン」を歌っており、この日は出演俳優の渡辺謙(51)、女優の菊地凛子(30)とともに舞台あいさつする予定。次世代K-POPの大本命と世界で活躍する渡辺、菊地の“初共演”が実現するはずだった。
もともと、BEASTの登壇はサプライズで、観客には知らされておらず、渡辺と菊地が長めのトークで盛り上げることで、イベントは滞りなく終了した。
この日の羽田空港はお盆の休暇明けということもあり混雑していたが、これほどの長時間の足止めは異例。ユニバーサルは「結局、何が問題だったのか分かりません。入国できなかったのは初めて。メンバーも残念がっていました」と戸惑いを隠せなかった。BEASTは20日に新潟・東北電力ビッグスワンスタジアムで行われるK-POPイベントに少女時代、KARAらと出演するため、再び来日を予定している。
また、同じ羽田空港には17日午前着で、韓国ドラマ「メリは外泊中」のライブイベント出席のため、韓流スターのチャン・グンソク(24)が来日予定。グンちゃんは無事、入国できるのか、ファンはやきもきしそうだ。